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社団法人 泉佐野青年会議所
2008年度 理事長所信

「底 力」
〜変わらない情熱 進化するJC〜


理事長 千代松 大耕

                     

JCの力

 「体の奥底に潜み、いざというときのとてつもない力が底力である」
 泉佐野JCは1957年10月23日に誕生し、2007年で創立50周年を迎えました。長年に渡って受け継がれてきた「奉仕・修練・友情」の三信条のもとで時代が移り変わっても常に「明るい豊かなまちづくり」をめざして地域社会に様々な発信をしてまいりました。そして50年という節目の年にあたって、メンバーが一丸となって様々な事業を展開し、社団法人泉佐野青年会議所の存在感を我々の地域に示しました。

 JC運動は社会のニーズから芽生えてきたものであります。右肩上がりの経済成長期には望めた「あれも、これも」という行政サービスは、もはや「あれしか、これしか」といった厳しい選択を余儀なくされる時代となりました。この背景が「民間で出来ることは民間で」という言葉を当たり前のフレーズにしました。行政に代わり公共的なサービスを担うべく多くの市民団体が生まれています。一方で社会が高度化するにつれて地域社会のニーズはますます多様化しています。公益性を高め社団法人泉佐野青年会議所の活動をよりオープンにし、多くの団体と連携を深めるとともに多くの地域住民と関わることで地域社会の多様なニーズを的確に、そして迅速に捉えることができます。 そのニーズに応えるべく実践に移せたときに泉佐野JCの存在意義を再確認することができるはずです。

 「50年目」は集大成ではなく通過点です。この大きな通過点を踏み台にして我々は新しい道を切り拓いていかなければなりません。50周年事業で多忙な日々が続いた2007年ではありましたが、今一度泉佐野JCの「底力」を見せてください。そして100年に繋がる力強い一歩を踏み出しましょう。



組織の力

 「創意を把握し、工夫を加えることで組織の活力は高まる」
 泉佐野JCには半世紀に渡って培われた組織運営が明確に定着しています。緻密な組織運営はいかなる団体をも凌ぐすばらしいものとなっています。しかし効率的かつ効果的な運営、費用対効果を考えた運営、情報化時代の広報活動のあり方などをこれからも模索していかなければなりません。組織運営の創意を尊重しつつ、一方ではさらなる改善策を立案し、実践することで時代に即した組織の力が強まります。

 メンバーの家族間の交流を図る家族会や、昨年30周年を迎えた姉妹JCである篠山JCとの交流会は組織に活力をもたらしてくれます。一年のスタートである年賀交歓会や、一年の締め括りの卒業式は組織の重みを十二分に感じさせてくれます。それらの長年に渡って続いてきた事業に工夫を加えて活性化させれば、メンバーだけでなく事業に関わる全ての方々により充実した空間を提供することができます。

 伝統ある組織の力を高めてください。そして泉佐野JCをよりすばらしい組織へと進化させましょう。



複眼の力

 「山があり、海があり、橋を渡れば世界が広がっている」
 私たちの郷土は日本国の縮図のような地域であり、国内でも有数のすばらしい地域です。夢が描ける地域です。この地域をさらに魅力あるものへと創造していくためには国際性、環境、地域主権、ふれあい、郷土文化など幅広い観点を持った「複眼のまちづくり」がふさわしいと考えます。専門分野に特化した単眼のまちづくりでは多様化した地域社会のニーズに対応できません。青年会議所にしかできないまちづくりがあるはずです。

 資源の乏しい日本国は「人」で保たれてきたといっても過言ではありません。日本人の民族性が戦後の焼け野原からの奇跡的な復興をもたらしました。高度経済成長期、バブル経済期を経て、現在は混沌とした経済情勢に対応できるひとづくりが必要です。そして地域社会と共生する公共心溢れる社会企業家育成が求められています。それらを実践することが、地域づくり、国づくりに繋がり、やがては人類共通の夢である世界平和の実現へと繋がります。

 斬新な複眼の力を用意してください。そして泉佐野JCの地域における存在価値を確かめましょう。



出逢いの力

 「多くの人と出逢うことで人は成長していく」
 心の荒廃が進み、国・郷土を愛する心、先祖を敬う心、全てのものに感謝する心、おもいやりの心など日本国に伝わってきた美しい心が忘れ去られた感があります。次世代に日本の伝統や文化、そして日本固有の美しい精神性を伝えていかなければなりません。また私たち青年会議所世代が一人前の大人として映っているかどうかを振り返る必要があります。それには子どもたちと積極的に関わり、多くの子どもたちと出逢うことが大切です。

 我々の組織は会員によって運営されています。「数は力なり」という言葉があるように志のある会員数が多いほど、足腰の強いJC活動がおこなえるようになります。また新しい会員が入会すれば、新しい出逢いが生まれ、熱き友情が芽吹いてきます。そのことがJCの力の源となり、そして多才な人材による活動がおこなえることになります。会員拡大は「40歳で卒業」というJCの永遠のテーマです。

 心を動かす出逢いの力を発揮してください。そして泉佐野JCのさらなる可能性を引き出しましょう。



変革の力

 「改革なくして成長なし、変革は未来への遺産」
 2007年度泉佐野JCは運営改革立案特別室を設置し、過去の精算、事業の棚卸、定款・諸規則の見直しをおこないました。過去の精算をおこなうことで先輩諸兄が歩んでこられたすばらしい歴史を振り返ることができました。事業の棚卸によって継続事業のあり方を考えることができました。定款・諸規則の見直しによって時代に合致した青年会議所の姿を模索することができました。そして総会での運営改革立案特別室からの答申書の手交式を行なうに至ったわけであります。2008年度はこの答申書に基づいて引き続き、時代に即した青年会議所のあり方を考える必要があります。

 また2008年度中には新しい公益法人制度が施行されます。社団法人格を持った団体は公益社団法人と一般社団法人の岐路に立たされているわけであります。公益法人制度改革を十分に認識するとともに公益社団法人に向けてのLOM内の変革も始めなければなりません。

 魂のこもった変革の力を示してください。そして輝かしい泉佐野JCの活動を未来永劫のものへとしていきましょう。



友情の力

 「未知の世界での活躍を支える友情」
 泉佐野JCは1958年2月17日に日本JCの136番目の会員として認承され、同年4月12日に入会認承書の伝達式がおこなわれました。日本JCには近畿地区協議会、大阪ブロック協議会があり、社団法人泉佐野青年会議所は現在までに、それぞれの組織に対して多数の出向者を輩出してきました。出向先では規模に応じた事業を経験でき、各地青年会議所のメンバーとの友情を育むことができます。

 また大阪ブロック協議会は4つの地域に分かれていて、泉州地域には7つのLOMがあります。その泉州地域のLOMが長年に渡って年に一度合同例会を開催してきました。2008年度は泉佐野JCから泉州地域合同例会プロジェクトチームの座長を輩出する年です。LOMとして出向者に対して暖かい支援をしていくことはJAYCEEの友情としては当然のことであり、それが出向者の出向先での原動力となります。

 若さ溢れる友情の力を育んでください。そして希望に満ちた広いフィールドでの積極的な活動に繋げましょう。



個人の力

 「青年会議所は人間力を高めてくれるすばらしいところ」
 泉佐野JCに入会して以来、多くの方々と出逢うことができました。入会したときと現在の自分を比べたら、様々な出逢いを通じて多くのことを学ぶことができ、人間として成長させていただけたと感じています。青年会議所は個人の人間力を高めてくれるすばらしい場所です。しかしながら個人の力には限界があります。66億以上の人間が生息するこの地球上に縁があって、同じ地域で、同じ世代の人間が、志を同じくして集うという奇跡的なめぐり逢わせを大事にし、メンバーの個々の力を信頼して各々が支え合っていけたのなら、きっと個人の力では成し遂げられないことにも大きな成果をもたらしてくれると考えます。

 34年間という未熟な経験、2000年入会という浅いJC歴ではございますが、第51代理事長としての職責を全うすることに一意専心し、不撓不屈の精神で、人生最大の「底力」を搾り出す所存でございます。 私はみなさまの「底力」の大きさに期待をしています。そして「明るい豊かなまちづくり」を実現しましょう。





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